「月華美刃 第壱集」 感想 その２

やるやる詐欺ではないと言ったじゃないですか（汗

今さらな気もするけど画像なしで例のごとく作品中のセリフを取り上げていきたいと思います。「てめぇの文章なんかじゃ伝わんねーよ(ﾟДﾟ#)」って思った人はコミックスを買いましょう。管理人との約束だよ。

以下当然のごとくネタばれ。

　今は昔　天上の月に御国（みくに）あり
　
　往古より巫族（ふぞく）の女（ヒメ）　三種（みくさ）の神宝（たから）承け継ぎて
　
　代々（よよ）月（ほし）の皇（おう）となり　臣民（つゆ）之を銀后（ぎんごう）と称える


ＳＱ掲載時にはなかったモノローグ。序の噺の前に追加されていました。
「三種の神宝」とは萩じい（あれ？菊じいの方だっけ？）によると「君主の備うべき知・仁・勇の三徳を象徴するもの」であるらしく、現在作中では巫暈支（フツヌシ）しか出てきていないので今後出てくるであろうあと２つの伏線なのかな。


以下では管理人による独断と偏見で名言をとりあげていきますよ（´∀｀）


　カグヤ　「まったく毎日毎刻あれをしろそれはならぬと　いとウザし！」

カグヤのおてんばっぷりを象徴するセリフ。
「主人公が少女」という少年マンガではめずらしいスタイルをとっているにもかかわらず、まさに少年マンガの主人公を描ききる遠藤先生はやっぱりすごいと思う。（作者本人曰く女主人公の方が動かしやすいらしい）


　フジヤ　「この折によくもまぁこんな税金の無駄遣いを…　接待（もてなし）などなくとも出向くわ！！
　　　　　　　この金はすべて遺族や被害者の支援金に回せ　よいな！！」

フジヤママｶｯｺﾖｽｰ（´∀｀）こんな王が治める国ならそら平和だわね。


　カグヤ　「銀后の娘？後継ぎ…？　そんなモンに生まれなきゃ良かった…」

皇女であるゆえの悩み。時折見せるこの“弱さ”が普段とのギャップでぐっとくるわけです。


　カグヤ　「これ以上逃げてばかりの娘（こども）でいてたまるか…！！」

病に倒れた母親（フジヤ）にこれ以上心配をかけまいと決意したカグヤ。まぶしい、まぶしいよ（ノ∀｀）

しかし迎えた成女の儀で分家によるクーデターが勃発。皇位を守るためカグヤはその象徴＝巫暈支（フツヌシ）と共に穢星（えぼし＝地球）に下ることになる。


　フジヤ　「向こうで風ひくなよ　飯もちゃんと食うんだぞ　多くを学んで　大きくなって
　　　　　　　母が喜ぶような　イイ女になって帰ってこい」

　　　　　　「（お前がそんなだから母（わたし）はまだまだ死ねんだろうが）」

　　　　　　「星の諸方に幾多のクレーターを刻んだこの竹之内フジヤ　いざ果てるまでお相手致すぞ
　　　　　　　御陵（ごりょう）に殉死（そいね）たい者から前へ出よ！！」

もうフジヤママが素敵過ぎる（ノД｀）カグヤに語りかけるときの笑顔からのこのときの強い表情（画像ないので伝わりませんね（汗）にまじで鳥肌が立った。これが万民の母のあるべき姿なんだろうなぁ。
こんなもんで死なないよね？また出てくるよね？


二の噺・三の噺はその３に続きます。ほんとすいません（´Д｀；）


■追記（2010/9/24）
　『「月華美刃　第壱集」　感想　その３』　→　halcyonnote.blog.shinobi.jp/Entry/309/